マチココロ

趣味のサッカー観戦と本業のお掃除、新潟のよいところを綴っています。

Jリーグ

第1回 Jサポ フリーペーパーサミット@柏 現地レポ

こんにちは。アルビレックス新潟サポーターのマチです。
今回は12月9日に開催された「第1回フリーペーパーサミット」の様子をメモ魔を発揮して私なりにまとめてみました!
こういった形でのブログは初めてになるので、「この人の意見はこういう意図だっだんじゃないかな?」という箇所があれば、優しく教えて頂けますと嬉しいです。

ちなみに今回のお話のメインになっている「フリーペーパー」とは各クラブのサポーター有志によって作成された手作りの配布物を指します。
配布日は試合開催日、配布場所はスタジアムを中心に駅前で配布するクラブもあります。作り方と印刷方法はクラブによって様々です。

そんなJサポのフリーペーパーの活動を横につなげて、それぞれの想いやノウハウなどを共有したいという想いで今回のサミットが企画されたとのこと。

今回参加されていた各クラブのフリーペーパー編集部は以下でした。
柏でよりみちアディショナルタイムズ(柏レイソル/主催者)
バス小瀬新聞(ヴァンフォーレ甲府)
KOBE AWAY PRESS (仮)(ヴィッセル神戸)
FC岐阜大好き通信(FC岐阜)
ガイナーレジャーナル(ガイナーレ鳥取)
AlbiWAY(アルビレックス新潟)

そして今回のフリーペーパーサミットは以下のように進行しました。

1.柏でよりみちアディショナルタイムズ編集部による紹介・報告

2.各クラブのフリーペーパー編集部の発表
・バス小瀬新聞
・ガイナーレジャーナル
・岐大通
・アルビウェイ
・神戸アウェイプレス

3.各クラブのフリーペーパー編集部によるパネルディスカッション
・紙配布にこだわっている理由
・継続に向けたモチベーションをどう保っているのか
・来年への展望

1.柏でよりみちアディショナルタイムズ編集部による紹介・報告

概要

・2016年発刊開始
・柏から日立台までの道のりで迷子になるビジターサポーターさんをご案内・おもてなしするために企画・運営
・毎年レイソルの試合を見るためにアウェーのサポーターが平均2000人が何のプロモーションをしなくても柏にやってくる(年間2000人×17試合=34,000人の)方々に柏の良いところを知って欲しい

特徴

・日立台では紙の配布許可が下りないため、柏駅周辺で配布
→しかし、迷子をなくすという意味では良い場所に着地
・配布するために道路の使用許可は毎回取得(過去に取得忘れが発生した折は地元商店街の方の協力もあり、商店街内の私有地にて無事配布)
・紙面の締め切りは三週間前
→そのため当たらないスタメンとして有名?
・神戸のアウェイプレストのコラボ記事、また札幌ビールが大好きな札幌サポーターさんに向けてサッポロビールが飲めるお店を紹介
→数時間で一樽空いたところも。地元商店街とのコラボ企画が大成功した事例。
・過去の配布データに基づき、配布枚数を決めているが、チームによって積極的に受け取ってくれるクラブと全然受け取ってくれないクラブがある
・編集長はガンバ大阪サポーターのため、関東周辺でガンバ大阪の試合が開催されると配布は欠席

2.各クラブのフリーペーパー編集部の発表

バス小瀬新聞

概要

・2019年で発刊15周年
・スタジアムに向かうためのシャトルバスに乗車するサポーターへ配布
・「再来」がテーマ
・アウェーだと疎外感を感じることがある
→これではまた来たいと思わない。
・お金と時間を使って来てくれたサポに感謝しようという気持ちを大切にしている
・新聞の発刊だけではなく、ありがとうを伝える活動を継続
  バスガイド(1試合に1回)
  ウエルカムボード
・バス乗り場清掃の実施(開幕戦前と最終戦後)
・費用は編集長のお小遣いの範囲

特徴

・表面にアウェイチームに労いを入れた文章とお辞儀をしているキャラクターを配置、裏面にスタジアムガイド
・相手チームのコラムを掲載
・試合が開催された日に何があったかを振り返る記事がある
・両チーム分、次の試合で役に立つ情報を掲載

ガイナーレジャーナル

概要

・2010年発行開始
・定期刊行物であるとともにジャーナリズムのスタンスを維持
・編集長はアンチ

特徴

・当初は試合展望や選手の紹介を行っていたが、低迷が続き過去在籍の選手や若手へのインタビューが増加
→ミタニさん曰く「現実逃避に」

・ガイナーレの強化部長のインタビューなどクラブの根幹のところへのアプローチだけではなく、鈴鹿アンリミテッドへの取材や、元選手で他クラブでコーチをしている方へのインタビュー、元選手へのインタビューなど掲載
→ミタニさんが興味を持ち、記事にしたいと思えば、取材費を厭わず、現地へ取材に向かっているため、多方面に内容が濃い新聞になっている。

岐大通

概要

・2018年シーズンで13年目
・ホームゲームのメインスタンドにいる年配の方を対象にしたフリーペーパー
・略称:岐大通(ぎだいどおり)、正式名称は「FC岐阜大好き通信」
・JFL時代にマッチデープログラムがなかったことから何か出来ることはないかと思い開始
・対戦相手の詳細や試合の感想を掲載。ユースの活動記事も掲載
・戦術に詳しい方や跳ねてる方は対象にしていない

特徴

・製作体制
→編集長が極端な朝型人間のため午前中に作業。印刷担当の方が夜型のため圧縮スケジュールで配布が可能。
・GWに2試合ホームも配布実施

・スポンサー獲得
→四社からスポンサーを獲得(獲得には編集チームが交渉)
 本庄工業
 チヂミ屋
 大衆酒場ホームラン
 湯麺戸塚
・スポンサーフィーはシーズン終わったら会計報告を行い、作った分だけお金を分担
→黒字も出ないが赤字も出ない
・スポンサーが好きなだけ出せと言ってくれる環境
・昨年の名古屋戦は1700部配布

・検閲はなし
・クラブとはNOと言える距離を維持
・チケットもぎりの貴重な場所を使ってるが、クラブが新規・既存スポンサーに話をつけてくれている可能性が高い
・製作スタッフの高齢化・投稿者の固定化が課題

・備考
コミュサカブログに記事がある
「ゼロから始めるファンペーパー製作」

AlbiWAY

概要

・2005年発刊
・今年の試合で通算235号
・今年の累計発行部数7230枚
・アウェー観戦へ訪れるアルビレックス新潟サポーターへ配布
・必ず対戦相手のホームクラブにアルビレックス新潟を通して配布許可を取る
・全アウェー戦で作成されているが、一部配布が許可されないスタジアムがある(こことか)
・スタッフは10名ほどいるが、大半が新潟在住(関東に住んでいるのはニラサワくん一人)
・デザインチーム急募
・今年から紙面を一新

特徴

・表面には見どころとコラム、チャント紹介。裏面にはコラムと次節のアウェイ情報、4コママンガと編集後記
・「プリントサポーター」の存在
→ボランティアでアルビウェイを印刷してくださる方々。自宅の印刷機で印刷してスタジアムへ持ち寄るため、紙のサイズは最も家庭に普及しているA4で両面
・お残し厳禁
→ボランティアによって成り立っているため、余剰は出さない。事前にホームクラブに確認し、ビジタースタンドの二分の一、もしくは三分の一枚数を配布

・デジタル配布の実施
→上記の通り全員の手元に渡る枚数ではないため、試合終了直後にはニラサワくんのTwitterアカウントから記事をアップ。後日、アルビウェイのホームページから印刷用のPDFデータをダウンロードすることも可能。保存用をファイリング出来るほか、自分が観戦出来なかった・手に入らなかったアルビウェイも隈なくチェック出来る。
・紙の配布禁止スタジアムでの対抗策
→昨年の日立台の試合ではQRコードとairdropによる配布も敢行。

KOBE AWAY PRESS (仮)

概要

・2010年発刊
・今年の清水戦で通算56号
・関東近郊のスタジアムのアウェイゴール裏で配布
・平均発行部数:500-1000部
・始めたきっかけは「面白そうだったから」
・メンバーは関東在住ヴィッセル神戸サポーター
・費用はメンバーのお小遣いの範囲
・アウェイゴール裏をクリムゾンレッドで埋めるという夢がある

特徴

・試合の見どころ、過去の対戦、スタグル情報などを掲載
・元々はmixiをきっかけにして集まったヴィッセル神戸の飲み仲間
・編集部として集まったメンバーにそれぞれの道のプロがいたため、完成度の高い紙面となっている
・運営はFacebookを利用
→2週間前に各々が担当する記事を投稿するが、若干遅延気味。
・集まった記事をデザインをして印刷会社に入稿
・ヴィッセル神戸の運営部に許可を得て配布

3.各クラブのフリーペーパー編集部によるパネルディスカッション

※会話形式のため、発言者をそれぞれ、
柏でよりみちアディショナルタイムズ
バス小瀬新聞
ガイナーレジャーナル
岐大通
AlbiWAY
KOBE AWAY PRESS (仮)
とする。

各クラブの発表を聞いた上での感想

クラブにOKもらってるところが多かった。
→鳥取、新潟、神戸
岐阜はチケットもぎりの外なので、とにかく外で配る

特色がすごいある。デザイン性含め。

スポンサーがついてるところがあって驚いた
→継続的に配布出来る
しかし、言っちゃいけないことを書けると言う可能性を排除したくない

スポンサーがあるから言いたいことが言えなくなることはなく程度の問題
→スポンサーの方がクラブへの寄与が大きいので言えないことはないという認識

スポンサーいる
→アーバンデザインセンターに申請をして採択されてお金をもらっている

道路使用許可を取ってやっている
→柏のクラブには配布の許可取っていないが認知はしている可能性が高い。

スポンサーについては紹介しているからお店ではなく、J:COMなど企業様からもらっている。
→お店からもらうと、私たちが推したいお店かの正当性がなくなるので個々のお店からはもらっていない

スポンサーは特にいない。アウェーのゴール裏で配ること自体、スポンサー特典であるからNGだろう。
→わざわざハードルを上げる必要がない。スタジアム外のお店を紹介するのも配布自体にストップがかかる心配があるので避けている。

基本編集チームが遊び・サークル活動の一環としてやっている。

義務ではない。楽しいからやっている。
ガイナーレジャーナルがなんで続けていけるのか謎。

モチベーションは何か
わからない。

取材費が膨大
→配るのも少ない。

配るためではなく、取材をするため
→スポンサーについてはこのガイナーレジャーナルでお金をもらうと言う概念はない。

楽しみでやっている。あとは考えないようにしている。
お金貰うとやめられない。応援と一緒で惰性になる危険性がある。

遊びだからいつでも辞めるつもり。
→スポンサーはついているものの、リアルなビジネスの繋がりではない。

いつでも辞められる自由と、スポンサー獲得は一体化出来る。

鳥取さんの鈴鹿さんの記事とかすごい。あのような形の記事にはなかなか出来ない。

記事を載せたいという気持ちより、知りたい気持ちがまさって行動している。

川崎フロンターレみたいに大仕掛けには出来ないが小さいクラブでも出来ることはある。
アウェーだと10人くらいしか来ない。

ガイナーレは見てる(見える)位置が違う。

岐阜さんはクラブとして安定してるから出来る。
→鳥取は浮き沈みが激しいからそんな風に出来ない。

配布枚数については予想される観客動員の1割。一番多くて1800部準備した。
3週間前に入稿するので発行部数もギャンブル。

フランス国旗と同じ配色の某クラブのはなかなか受け取ってくれない。クラブによって差が激しいので余計に枚数が読めない。

コスト面で言うとリスクが少ない。スポンサーから発生したお金の実費を頂いている。
岡山の鉄道会社でも同じ仕組みでやっていて良いと思い、採用した。

岐大通の佐々木さんより:印刷費用は片面1円と紙代でトータル5円。
業務用の印刷機をお借りして作業している。関係性が出来ているので、深夜でもお邪魔して印刷出来ている。

紙配布にこだわっている理由

「ふれあい」
→手で渡すと一言二言会話が生まれる。それが楽しい。
生の声が聞けるのが嬉しい。わざわざ駐車場に車を止めて新聞を貰うためにシャトルバスに乗る人も。

「手渡すことで気がついて貰えることがある。が、こだわりはありません」
→JFL時代は動画をあげていた。
紙の良さとしてガイナーレジャーナルに気づいてもらえる。
→まだやっていたんですかと言ってもらえる。

「会話が生まれる」
→渡すことで読んでくれる人の顔が見える。やりがいを感じる。

「イベント行っときにお土産あるのが楽しくないですか?」
→お土産とかチケット半券を残す現物があった方が記念になる。

ネットにはないその場にコミュニケーションがある。

「触覚を大事にしたい、透過光より反射光」
→紙を触った感覚を大事にしていきたい。
またそもそも対象年齢が高いのでネットで見るのか習慣になっていない

「やりがいとご案内」
→ビジターのパネルを持って案内してくれるとホッとする。
なんでビジターに配るのが疑問の方が多いと思うが、理解してもらえていてありがたい。

一緒にアウェーサポーターと配ると「仲間がいる!」とホッとしている様子がわかる。

継続に向けたモチベーションをどう保っているのか

「たとえ一人でも喜んでくれる人がいるから」
→横浜FC戦でアウェイのサポーターに「私たち歓迎されてるんだ」と言われた。

そういう声を聴くとやめられない。

「継続すること、無理しない、楽しむ。」
→2週間アウェーが続いた場合は飛ばすこともある。

楽しんでる間はやれるのかな。

「自然体」
無理しない、出来る範囲で。
→続けなきゃいけないとなるといきなり義務になる。
周りにこれを書いて欲しいと言われたら続けられない。

頭に湧いてくるものを形にすること。出来る範囲を超えないか。

「存在証明」
完全に義務
→今更やめられない。(強い使命感がある)

(刊行のきっかけ)はアウェーの人にチャントを伝えようだった。発行し続けることがモチベーション。

出来る出来ないではなくやる。

「”好き好んでやっている”という意識でいること。始めから継続性を考える」
→最初はアドレナリンが出来るから突っ走れる。アドレナリンが出ているうちに仕組み作りを考えることが大切。

仲間を募り、印刷した紙の運搬方法を決めるのも重要。
→考えておくとブレずに続けていける。

「配布した後の達成感」
→ハプニングもあったり人が集まらない時もあるが、チーム一体となって取り組めている。

来年への展望

「発禁にならない」
→発禁になるようなことを書かせないシーズンになるとよいなぁ。

「デザインの改良・柏で配る!」
デザインをアップデートしていく。柏で配りたい。

「若いヤツを巻きこむ」
→47~55歳で作っており、毎年一つ平均年齢上がっているから。

「英語版・スペイン語版」
→ポドルスキとイニエスタで外国人の観客が増えた。
スペイン語はなかなか難しいが、以前半分英語版にはチャレンジしたので来年は全面英語版を発行してみたい。

「変わらないこと→相手へのリスペクト、もらって嬉しい新聞作り。」
「やってみたいこと→学生と連携、アウェーツーリズム」
→次回の告知があるので広めていく何かをやっていきたい

「カテゴリーが変わって1からおべんきょうしなおし。」
→試合数も増えるのと対戦相手が変わる。今までの配布データが使えないので、試行錯誤しながら発行していく。

以上です!

公式の開催レポートは、こちらをご確認ください!




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マチ神奈川県川崎市在住、東京都調布市出身。
新潟に無縁だったアルビレックス新潟サポーター15年目、家事代行会社入社7年目。
趣味のサッカー観戦、本職のお掃除、サポーターとして経験したこと、新潟のよいところを書いてます。