こんにちは。
前回アップしたおそうじ術のブログですが、想像以上に反響がありましたので、第2弾を書くことにしました。
なぜおそうじなのかというと、私が新卒入社以来ずっと家事代行サービスの会社で働いているからです。
今はほぼ(?)現場を離れていますが、私が5年間・数百件の現場サービスで培ったおそうじスキルを、週末多忙なサポーターの皆様に引き続き還元出来ればと思っています!
ご注意
ここでご紹介するのは私がサポーターの皆様向けに考案した時短おそうじ術であり、弊社のサービスのスタンダードな清掃方法ではありません!予めご了承ください。
今回はキッチンのシンクと三角コーナー、排水口の楽ちんお掃除術をご紹介します。
数ある水回りの箇所でもクセが強く、洗剤と道具の選択が難しいのです。しかも適した道具を使用しないとシンクが傷ついてしまいます!!
数百件おそうじをしてきましたが、お客様から一番ご相談の多い場所でもあります。
こちらは我が家のシンクです。半年前は新品だったはずなのに、くすんでしまってますね。排水口もぬめりがひどくなっています。
ではさっそく、今回使用するおそうじ道具を発表しましょう。
今回のおそうじ道具たち
・キッチン泡ハイター
・クレンザー
・薄手のビニール手袋
・キッチンマジックリン
・スポンジ
・パイプユニッシュ
前回のガスコンロ編をご覧頂いた方はあれ?って思われているのではないでしょうか?
そうなんです!
同じキッチンとは言っても、ガスコンロとシンクとでは、汚れの原因が全く違うので使用するおそうじ道具たちもガラっと変わります!
実際におそうじをしながら、ポイントを踏まえご説明していきますね。
ポイント①
排水口・三角コーナーの部品を戻しながら漂白する
必ず排水口の外せる部品を全て外し、元に戻しながら吹きかけていきましょう。
具体的にはパイプ部分→水が溜まっている部分(水封の水)→トラップ(中のフタのようなもの)→バスケット(生ゴミを受ける部分)→フタ→三角コーナーの順番です。
トラップの裏側にも汚れが溜まっていることが多いのでしっかり漂白剤を散布します。
部品を外して広げたまま漂白剤を散布する方もいらっしゃいますが、部品を元に戻していけばどんどん下の部品も一緒に漂白されていきます。また散布する漂白剤の量を押さえられるのでオススメです!
漬け置き体制はこんな感じです。
注意:一般的におそうじは自分でこすって磨いて汚れを取っていくイメージが強いですが、キッチンやバスルームの排水口は部品自体の強度がそれほど高くありません。
一生懸命擦ると全て傷になり、そこから菌が繁殖してカビの原因になります。
ぐっとこらえて待ちましょう。
ポイント②
排水口を漂白している間にクレンザーでシンクをなでる
ここであら?と思った方も多いと思います。
通常、異なる種類の洗剤を混ぜてしまうと科学反応を起こしてしまうため大変危険です。
その認識は間違いありません。
しかし、重要なのは性質と形状です。
今回使うキッチンハイターとクレンザーは同じアルカリ性です。また、クレンザーは粘着性が高く、よほどの水を混ぜなければ排水口になだれ込むことはありません。
※漂白剤とクレンザーが全てアルカリ性という訳ではないので使用前に必ず裏面を確認しましょう。
キッチンハイターは泡で噴射されるものの、泡が消えると液体状態で自然と排水口に流れていくのでクレンザーに触れることはかなり少ないです。
なので、この2つの洗剤は両立させることが出来ます!!
洗剤のニオイに過敏な方は漬け置き時間を約10分取ったあと、流してからクレンザーを使用してください。
ビニール手袋をはめて手のひらにクレンザーを広げます。
スポンジは使わず、手のひらでシンクをなでましょう。
クレンザーは縦か横か進行方向を決めてください。
くるくると円を描くようになで続けると見事にそれが傷となって現れてしまいます。
蛇口の根元まで指で擦っていきます。
また手袋はゴム手袋ではなく薄手のビニール手袋がオススメです。
ゴム手袋だと力の微調整が難しいほか、クレンザーがゴム手袋の表面を研磨して削ってしまうので、ゴム手袋内に水や洗剤が侵入してきてしまう可能性があります。
ちなみにスポンジも一点に力が集中しすぎてしまい、簡単に傷がついてしまうのでクレンザーとの相性はかなり悪いです。
ポイント③
蛇口も優しくなでる
蛇口は見た目を良くするために金属の部品の上に光沢のある金属のシートが貼り付けられています。シンク以上に一瞬で傷がつくので優しく触れるだけで充分です。
さあ、これで三角コーナーの泡がおさまるまで数分置きます。
ポイント④
洗い流す
コップなど使うと早く流し終わります。
クレンザーは粒子が残りやすく、残った粒子の上にお皿を置いてしまうと置く際にお皿とシンクが触れた部分に過度に力がかかり、シンクを傷つけることになります。流し終わったかな?と思ったら手で触り、クレンザーが残っていないのを確認しましょう。
この時点ですでにシンクが水を弾いているのがわかりますね!!
ポイント⑤
排水口の汚れが残っていたら洗剤で洗う
排水口は漂白して殺菌されました。まだ残っているとしたら生ゴミから出た油の付着です。
しっかりとシンクのクレンザーを流しきったことを確認したら、キッチンマジックリンを使ってスポンジでこすりましょう。
注意:まな板などに洗剤が飛び散らないよう、マジックリンは必ずスポンジに吹きかけてから使用しましょう。
ポイント⑥
排水口のニオイが残っていたら、パイプユニッシュ
②で書いたようにキッチンハイターはすぐに泡がなくなり液体に戻る洗剤のため、排水ホース(シンクから続く水の通り道)に付着した汚れを落としきる前に流れて行ってしまう可能性があります。
ニオイが残っている場合には、トラップを外してパイプユニッシュを流し込みましょう。
部品を元に戻し、15〜30分ほど経ったらお水を流します。
ポイント⑦
キッチンの周りにはねた水滴を拭き取る
シンクの中は濡れたままでOKですが、周囲に飛んでしまった水滴を残すと新たな水垢汚れを生んでしまうので、清掃した際はしっかりと拭き取ります。
ついた傷は戻らない!!しかも目立つ!!
水を弾くようになったものの何やらいっぱい線が見える気が・・・。
これは全て傷です!!
近年のシンクは特に販売時の光沢が重視されています。
実際使ってみると傷がつきやすい製品はかなり多いです。
この傷がどうしても気になる!という方は磨きの業者さんに磨いて頂くか、買い換えるかという選択肢になります。
シンクの磨きをやっている業者さんは水回りのコーティングやハウスクリーニングとセットで展開していることが多いので問い合わせてみましょう。
ただし、傷が深ければ新品のようには戻りません。また、磨いただけでは磨いた際についた細かい無数の傷に菌が繁殖しますので、コーティングとセットで依頼することをおすすめいたします。
最近ですと市販されているコーティング剤もありますが、傷や汚れが残ったまま慣れない人がコーティングをしてムラが出てしまうと、さらに悲劇です。
よほどの自信がない限り、ご自身で実施するのは絶対にやめましょう。
さて稼働15分ほどでおそうじができました!
Before
After
皆様もぜひ試してみてください!