縫ってみた&塗ってみた編
購入した布を裁断します。
色々考えて私は120cm×100cmに裁断して110cm×90cmを目指すことにしました。
心配性なのでほつれて来ないよう二回折って、つっぱり棒を入れるところは余裕を持って縫いました。
なみ縫いだと生地がうねってしまうため、本返し縫いを決行。本返し縫いとは、
①針を入れた場所から1針分戻り、
②最初に針を入れた場所から1針分先に出てから、
③一番最初に針を入れた場所に戻る
というもので、ミシンの縫い方を手縫いでしているという感じですかね。
丈夫でうねりが少ないですが、とにかく手縫いだと20時間くらいかかったのでおすすめしません(笑)
糸も2本取りで縫ったら足りなくなりました。
継続して作るのであれば間違いなくミシンの購入をおすすめします。
私はまち針がなかったので養生テープを代用して縫いました。
縫うべき線が分かって後も残らないので良かったです。ただし夢中で縫うとうっかり養生テープごと縫ってベタベタになったのでお気をつけください。
20時間くらい縫うと形だけは立派なゲーフラになります。
最終的なサイズは110cm×84cmになりました。やはり突っ張り棒を入れるのにある程度余裕を見たほうが良さそうです。
これに前のブログでコピーしてきた紙を貼り合わせて布の下に入れます。私はずれると面倒なのでレジャーシートごと養生テープで固定してしまいました。
ハードツイルであればうっすら見えるのでシャープペンで書いていきます。
消しゴムで消すのも容易でした。
ただし髪の毛などは下書きのしようがないのでざっと大枠だけ書いておいて放っておきます。
たまに配色が分からないことがあるのでデザイン画はA4やB4でコピーしたものを手元に残しておいた方が賢明です。
ではこれを実際に塗っていきましょう。
塗る際は一番色が薄く一番重なって良い色から塗って行きます。
私の場合だと灰色→黒色→オレンジです。
パレットは都度洗う必要もなかったです。配色が多ければ別ですが2‐3色なら100円ショップで購入したパレットを使えば事足ります。
いやー塗るのは本当に楽しかったです。すごいあっと言う間でした。
色を塗るのは厳密じゃなくて大丈夫です。影も髪の毛も輪郭も文字も選手がピッチから見ると思えばあまり気になりません。
私はゲーフラが大きく広範囲に塗ってしまうと自分の手に誤って絵の具がついて変なところに広げて大変なことになってしまうと思って上下に分けて塗りました。
ただし大きな絵の作画には慣れていないので下書き通り描いていてもピンと来ません。
製作中ずっとFC東京に所属している◯井謙佑選手に見えていて不安でした(笑)
しかし完成後に遠くから見るとちゃんと原輝綺選手に見えたので信じて突き進んでください。
製作中に輪郭のところに誤って絵の具がついてしまったのですが、化粧落としのふくだけコットンでかなり薄くなりましたので緊急時には是非ご利用ください。ご使用の際は布の下にティッシュを敷いて頂いて不要の色を移らせるとより効果的です。
※ただし黒とか赤とかはっきりした色だと完全に落とすのは難しいかも知れません。
乾きさえすればどんどん塗れるのですが、完全に乾いていないと色が混ざってしまうので、複数の色を使う場合には塗るために数日見た方が良いでしょう。
私は1日1時間〜1時間半×2〜3日で塗り終わりました。
完全に乾いたら最後に防水スプレーをして完成です!!
防水スプレーは靴用として普段使用しているものを流用しました。
先日これを持ってゲーフラデビューしてきました!
大きすぎて全くピッチ見れなかったのですが原選手見てくれたかなぁ。。
写真:@love_hiroshi026 さんからのご提供(ありがとうございます!)
300円ショップで購入したポスター用の入れ物が大変便利でしたので共有しておきます!
今回作ってみて上手くいったこと
布選び
ハードツイルは大変縫いにくい生地でしたが光沢もありシワになりにくいので制作後は初心者にとても扱いがしやすかったです。
どうしても試合終了後にスペースがないので慌ててたたんでしまった帰宅し、そのままの状態だったのですが、大きなシワもなかったのでそのまま次の試合に持って行けそうです。
縫い方
とても大変でしたが塗ることを考えるとなみ縫いだとちょっと厳しいかなと思いました。簡易的に作るのであれば布用テープでも良いかも知れません。
塗り方
アクリル絵の具を薄めずそのまま塗ったのですが、表面もぼろぼろ崩れることなく、形成を保っているので正解でした。
今回作ってみて失敗したこと
デザインの縮尺
コピー機の縮尺を知らずに作ってしまったので色々と面倒なことになってしまいました。デザイン的に幅が余っても大丈夫なデザインでしたが、それでも縮尺が違い過ぎてコピーをし直す必要がありました。
マスキングテープをケチってはいけない
マスキングテープを文字のところで使用しましたが、剥がれてしまったり浮いてしまったりで、絵の具を塗ってテープを剥がしてみたら全然直線に塗れておらず、かなりの修正が必要でした。ハードツイルという生地の特性上かも知れませんが、マスキングテープを使用する際は粘着性が高いものを使った方が良さそうです。私は次回は全部フリーハンドにします(笑)
皆さんも是非ゲーフラを作って選手を後押ししていきましょう!
掲出する際には各クラブでのマナーもあるかと思いますので、諸先輩方に聞いてみましょうね。