やっと止まった6連敗。
残念ながら勝ち点3とはいかなかった。
皆さんには選手たちのプレーがどのように映っただろう。
ピッチまで距離がある味の素スタジアムでも、私の目には、選手たちの闘志がはっきりと見えた。
新加入の大武くんや磯村くんが積極的に声を出してくれて、
セットプレーは1つ1つ丁寧に対応をしていて、
クロスからチャンスを作らせず跳ね返し続けて、
この2週間、勝利のために準備をしてきたことがプレーを見て分かった。
だから私は自分の気持ちも奮い立たせた。
いつも先制点が入ると、
「何とかこの勝ち越している時間を1分でも長くしたい」と思っていた。
それが勝利に繋がると思っていたから。
けれど違っていた。
先制点を取ってもなかなか勝てない。
良い試合をしていても、失点が減らない。
思うように得点を重ねることは出来ない。
悔しさに何度唇を噛んだことだろう。
だから私は先制してから「追加点を取る」としか考えなかった。
今のJ1に新潟よりも順位が低いところはない。
順位で言えば、どのチームも新潟より強い。
小さなミスも失点につながってしまう。個人技のある選手にいとも簡単にやられてしまう。
それならば、1点取られたくらいで動揺している場合じゃない。
相手より1点多く取る。
そして勝つ。
ずっと頭の中で反芻していた。
折れない。折れない。折れない。
チャンスは絶対にある。
そのくらい強い想いが勝てないと思っていたから。
残念ながら勝利を手にすることは出来なかったけど、
連敗は止まった。
時間はかかったけど、最初の一歩が出た。
皆さんはどんな想いでこの試合を見届けましたか。
絶望したでしょうか。
それとも心に希望が灯ったでしょうか。
これからの15試合は厳しい闘いになるでしょう。
その目で今シーズンのアルビレックス新潟を最後まで見届けてください。
私はこのクラブがJ1に在り続けると信じてる。