マチココロ

サッカー観戦と本業のお掃除、新潟のよいところを綴っています。

アルビレックス新潟

ビッグスワンのあるべき姿

甲府戦での今シーズン初勝利からのFC東京戦の敗戦にはショックを受けた人が多いだろう。

私も少なからずショックを受けた。
本調子とは程遠い東京に対して、ウチは良い試合をしていた。

していたはずなのに。
なぜ、こんなにもスコアは開いてしまったのだろう。

ジャッジに関しても疑問はあった。

こんな試合の後に心が乱れるのは当然で。
SNSにはみんなの様々な想いが溢れていた。

私は4/22にビッグスワンに行くことは出来なかった。
自分で目撃した訳ではない。

しかし、その日スタジアムにいた方々の声は悲痛だった。

昨日のルヴァン杯も大敗に終わり、チームとして気持ちの切り替えが急務になっている。
次の試合までの残された時間は多くない。
だからこそ、これだけは伝えたい。

最近、SNSで周りにうるさいと思われるのが怖くて、大きな声で応援することがためらわれるという言葉を見かけた。

もし本当に大きな声援を送る方をうるさいと蔑む人がいるとしたら、それは選手やチームのことを思っての行動なのだろうか。

私はそう思わない。

選手への後押しが阻まれるゴール裏なんて、他のスタジアムで存在するのだろうか。
何か重大な問題が発生した時に制裁として無観客試合になるのはなぜか。
収入面も当然あるが選手たちへの声援と拍手が力になると認めているからに他ならない。

また試合中にネガティブな発言をすることは良い効果を生むのだろうか。

私はそう思わない。

不甲斐ない試合も多い。
けれどそれは試合後に選手が来た時に伝えれば良いのであって、試合中に伝えるべきなのか。

ピッチにいる選手や審判を批難しても、悪い空気だけがスタジアムに伝播していく。
周囲のサポーターが辛い思いをするだけだ。

本当に思いを伝えたいならアルビレッジで直接選手に伝えれば良い。

自分の思いを怒りに任せて吐き出すのは自分を見失っているのと同じだと思っている。

みんなは何を求めているのだろう。
選手に。
クラブに。
サポーターに。

意見が分かれたって良い。
色んな考えがあって良い。

だけど、みんなのその想いはどこに向かっているのだろう。

サッカーは様々なエンターテイメントが存在する中で、共鳴・共闘が許され、プレイヤーとサポーターが力を合わせれば結果が変わり得る数少ないスポーツだと思う。

観客はプレイヤーを見守るのではない。

舞台やコンサートのように完成されたショーに浸るのでもない。

共に闘うんだ。
勝利のために。

けれど、
私たち一人ひとりの想いは今、
私たち一人ひとりの行動は今、
勝利に向かっているのだろうか。

みなさんに問いたい。

確かに、
伝えることは苦しい。
伝えることは難しい。

でも、想いが伝わると嬉しい。

私たちはその喜びを知っているから。
私たちはそれが幸せなことだと知っているから。

私たちはどんなに苦しい時間があっても、
選手と一緒に闘い続けてきたのではないだろうか。

もう一度皆さんに問いたい。

私たち一人ひとりの想いは今、
私たち一人ひとりの行動は今、
勝利に向かっていますか。

大切な試合が続きます。

拍手と歓声が満ち溢れるビッグスワンを取り戻すために。

一緒に闘いましょう。




-アルビレックス新潟

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マチ神奈川県川崎市在住、東京都調布市出身。
新潟に無縁だったアルビレックス新潟サポーター16年目、家事代行会社入社8年目。
サッカー観戦、本職のお掃除、サポーターとして経験したこと、新潟のよいところを書いてます。