マチココロ

趣味のサッカー観戦と本業のお掃除と、日々の出来事を綴っています。

アルビレックス新潟

『スタジアムの空気』を作るのは誰?

観客が埋まっているだけのスタジアムなんて怖くない。

それは、2013年、横浜Fマリノスの優勝が懸かっていた日産スタジアムで、私たち自身が体験したことだ。

6万人近くの人がスタジアムを埋めても、選手へのリスペクトや応援しようとする気持ちがなければ、ダンボールなどの張りぼてが並んでいる感覚と近い。
どんなにスタンドが埋まっていっても圧がない。脅威だとは思わなかった。

2017年のアルビレックスは苦戦を強いられている。
まだ一度も選手たちのバンザイを見られていない。
それどころか全ての試合で先制されている。

だからだろうか。
私たちはすごく消極的になっている気がする。
自分たちに自信がない。
焦りが空転し、自滅している。
そんな感覚だ。

私はずっとこのクラブの状況に危機感を抱いている。
このままでは空中分解しかねないのではないか。
だからこそ、外から見ているアルビレックスを改めて綴ろうと思った。

色んな意見が出ると思う。それでも書くと決めた。
この愛するこのクラブに何かの光明が生まれれば。

私は毎年全国のスタジアムに足を運んできた。
今年J1に在籍しているチームのほとんどのホームスタジアムに行ったことがある。
そんな私がアウェーのスタジアムへ行った時に感じるのが、『スタジアムの空気』。

どのクラブでもメイン・バック・ゴール裏、関係なくそこに集う人々が『スタジアムの空気』を作っている。
ゴール裏がチャントを切れば、メインスタンドやバッグスタンドの人々が呼応して、
チャンスやピンチにホームチームサポーターから声や拍手が上がり、スタジアムの全てを飲み込んでいく。
アウェーチームのサポはその渦に飲み込まれないように、必死に自分たちのリズムを作ろうとチャントを刻んで行くのだ。

では、私たちはどうなのだろうか。

個人的な感想を言うと、沈黙の時間が増えた。
拍手も声も上がらない静音の時間が。
もちろんスタジアムのあちらこちらでは聞こえているのだと思う。
だけど、スタジアム全体に派生していかない。

一方で足繁く通うサポーターも今の現状に悲壮感をにじませ、その悲壮感がスタジアム全体に伝播してしまうことも起きている。
どこに向ければ分からない思いを選手や審判にぶつけてしまう。
結果が伴わないまま、勝利を信じて走り続けているのだ。
それは、ゴールの見えないマラソンに近い。
どんなに好きな事であっても、想いが切れてしまうのは致し方ないようにも思える。

しかし、このままで良いのだろうか?

私は前述した通り、
新潟と無縁なサポーターだから、ずっと新潟と言う土地の外からアルビレックスを見て来た。
優しいとかぬるいとか、私たちのことを他のチームのサポーターは言うけれど、
これだけは断言出来る。

アルビレックス新潟のサポーターは家族のような温かさを持つ、数少ないクラブだ。
どんなに苦しい展開でも応援することをやめない。うまくいかないことが続いても励まし続ける。
勝利を手にしたら一緒に喜ぶ。
敗戦には一緒に肩を落とす。
たまには歯がゆくてゲキを飛ばすこともある。
でも喜びでも悲しみでも一緒に泣ける。
そんな家族のような温かさを持つクラブだ。

資金も潤沢じゃない。
選手も完璧じゃない。
チームも完璧じゃない。
だから悔しいこともたくさんあると思う。

でも、それでも私たちはこのクラブと一緒に歩いてく。
たった一つの愛するクラブだから。

『スタジアムの空気』を作り出すのは、
そこに集う一人ひとりです。
ゴール裏の中心部ではありません。

相手チームに脅威を与えるのも、アルビレックスの選手たちに力を与えるのも、
私たち一人ひとりなのです。

敗戦が悔しいなら一緒に這い上がれば良い。
選手の自信がないなら一緒に取り戻せば良い。

私たちは選手とクラブと一緒に
勝利を掴みとるんだ。

ルヴァン杯の広島戦と日曜日甲府戦は、とても大切な180分になります。
行きたくてもスタジアムへ駆けつける事が出来ない方もたくさんいらっしゃると思います。
でも、みんな初勝利を待ってるから。

スタジアムへ向かわれる皆様、
選手たちは今、自信を失くしています。
試合中、たくさんの迷いがあると思います。

選手たちを拍手で声で、後押しして行きましょう。




-アルビレックス新潟

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マチ神奈川県川崎市在住、東京都調布市出身。
新潟に無縁だったアルビレックス新潟サポーター15年目、家事代行会社入社7年目。
趣味のサッカー観戦、本職のお掃除、サポーターとして経験したこと、新潟のよいところを書いてます。